2009年5月13日水曜日

日本はなぜ太陽光発電で負けたのか

水崎です。

今日はエネルギーの記事について。

今朝は日経の1面にロシアとの原子力協定提携との記事が出ていたので、「麻生外交すごいな」など思いながらみていた。90年代前半(川奈合意)から綿々と続く北方領土交渉もようやく実を結ぶのか、と心躍った。

しかし、エネルギーに関して今日見た記事は個人的に結構衝撃的だった。

生産と設置で順位下げる太陽光発電の失敗に学ぶ
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/itou/46/index.shtml

太陽光では世界一だと認識していたのに、トップ企業の座はドイツ、アメリカはたまた中国にまで抜かれ、台湾企業にも詰められている。

===引用===
1位 Qセルズ(ドイツ):8.2%

2位 ファーストソーラー(米国):7.3%

3位 サンテック・パワー(中国):7.2%

4位 シャープ (日本):6.8%

5位 モーテック(台湾):5.5%

6位 京セラ(日本):4.2%

その他:60.8%
======

本記事の最後にも書いてあるが、日本企業は複合化しすぎで何をしているのかよく分からないのかもしれない。企業の収益を考えた場合大型多角化した方が有利なのかもしれないが、投資家や当該国家にとっては“産業ごとに”第一級の企業があったほうがよいのかも。
ちょっと関係ないかもしれないが、日本の総合電子機器メーカーは多すぎて小さいパイを食い合いすぎていると思う。東芝、日立、パナソニック、ソニー、etc... 世界クラスの企業がこの産業に集中しすぎだろ。

あと、政策はうまく打ってほしいが、「自然エネルギーは税金優遇」という施策の妥当性(公平性)が個人的によく分からない。

soy

0 件のコメント:

コメントを投稿